私の大好きな高濱正伸さんの著書に
子どもが10歳になったら
異性の親は子育ての一線から退いた方が良い
とあった。
寂しい気もするけど
成長と共にこちらのスタンスを変えていくことは
大事だなと私の中にストンと落ちた。
反抗期というほどでもないけど
部屋に入ったら追い出されたり
口数が減ったりと
中学生男子特有の感じになってきた息子。
幸いまだ学校や野球であったことを
話してくれるので
喜んで聞いてしまう。
でも本当に困った時や悩んだ時は
私じゃなく主人に話すんだろうなと思う。
小さい頃は子育てにおいて
あまり役に立たなかった主人が
ここにきて急に存在感を出してきている。
この時期は男同士がいいのか。
本当にありがたい。
子どもの全てを把握できて
ママ大好きよ~♡と言ってくれた
あの頃は幸せだったけれど
同時にイライラすることも多かったと思う。
ヨガ哲学では
愛情に執着(期待)が伴うことで苦しみが生まれる
と言われる。
私がちゃんと育てないと!と
頑張っていたから結果を求めてたなと思う。
苦しみの原因は子どもではなく
自分自身の中にあった。
改めてこっちが育てられていたと気づく。
子育ては主人にバトンタッチしたと
思ってから
イライラしなくなったように思う。
そして精神的にも時間的にも
ゆとりができ、やりたい仕事や学びに費やせる。
ママ大好き♡とは言ってもらえないけど
これもまた幸せだなと思う。
男の人ってプライドの高い生き物で
そのうえで上手く尊重しつつ転がす。
主人との付き合いの中で
学んだことを
息子にも使えばいいんだと気づく。
子どもではなく一人の男として。
そして今日も愛する息子のために
おいしいご飯を作り
部屋を快適に整える。
自分の役割を淡々とこなす。
見返りは期待せずに(笑)
ヨガは深いなと改めて思う。